メディア・アートのパイオニア。80年代にCG作品、その後のコンピュータによる彫刻作品を経て、90年代には『Beyond Pages (1995-97)』等のインタラクティブ作品を展開。特に1992年の「生け捕られた速度」から、2012年の「Voices of Aliveness」へと続くField-worksシリーズは、動画にGPSによる位置情報を付加することで、デジタルによって仮想空間と現実空間を繋ぎ、記録と記憶の新しい可能性を証明した作品群である。1989年から1998年まで慶應義塾大学、その後東京芸術大学で2015年まで教鞭を執る。